【ホワイト・アルバム】・・・ザ・ビートルズ


ビートルズ唯一の2枚組オリジナルアルバム で、ビートルズ自身が設立したアップル・レコード から発売された最初のビートルズのアルバム。リチャード・ハミルトン によるアルバムジャケット は白一色で、そのジャケットのイメージから現在では『ホワイト・アルバム』という俗称で呼ばれることが多い。

 

 

2枚組30曲入りというヴォリュームでかつ多種多様な楽曲が収録されており、現代音楽の全ての要素が詰まっていると評されるほど多彩な作品が集められている。前作まででみられたサイケデリックな雰囲気は影をひそめ、アレンジ面ではバンド・サウンドを活かしたシンプルなものが多くなった。しかしながらソロ作品の集合体といった趣もあり、全体としてのまとまりに欠けると評されることもある。

 

 

このレコーディングの途中から8トラック・レコーダーが導入されたことにより、4人が同時に演奏する必要が無くなり、メンバーが個別にレコーディング されたものが多くなる。また、プロデューサージョージ・マーティンは、曲を絞って1枚のアルバムとすべきという意見であったが、最終的にはメンバーの主張が押し通された。ジョージ・ハリスン の作品「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス 」にはエリック・クラプトンリードギター で参加した。また、レコーディングの期間中リンゴ・スター が一時グループを脱退したエピソードがあったことから、ビートルズ崩壊の始まりと言われる作品でもある(ただしリンゴ・スター自身は前アルバムよりも本アルバムの制作の方が楽しかったと語っている)。ポールは後年、「このアルバムは脈絡がないだとか、ソロばっかりだとか言われるけど、後から言うのは簡単さ。ビートルズのホワイト・アルバムだぞ。黙れってんだ」と語っている。

 

 

当時の英国盤レコード番号:Apple PMC 7067 – 8(モノラル盤)/PCS 7067 – 8(ステレオ盤) 当時の英国盤にはモノラル盤とステレオ 盤の2種類があり、両者でミキシング に違いのある曲が多い。米国盤ではこの作品より、ステレオ盤のみの発売となる。